加藤 卓男 Takuo KATO 1917~2005
大正6年(1917)9月12日岐阜県生まれ。五代・加藤幸兵衛の長男。古代ペルシャ陶器の研究に取り組み、白釉地に黄金色に輝く彩画が施され、幻の陶器と呼ばれた「ラスター彩」の再現に成功する。また正倉院三彩の復元事業に参加し『三彩鼓胴』『二彩鉢』を完成。青釉などの技法の復元にも成功する。昭和39年美濃陶芸協会を設立し、初代会長に就任。日展特選北斗賞、現代工芸賞、文部大臣賞など受賞。日展評議員・審査員、日本工芸会正会員・参与。日本新工芸家連盟顧問。美濃陶芸協会名誉会長。紫綬褒章受章。平成7年5月31日「三彩」で重要無形文化財(人間国宝)に認定される。平成17年(2005)1月11日岐阜県で歿、87歳。
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